旅の知恵

旅の計画・・・まず計画ありき

・計画の立て方
 計画を立てるのはとても楽しい。ツアーに参加する場合、ほとんどの計画を自分で立てるということは無いだろうが、自由時間をどう過ごそうかという計画は立てるだろう。計画無しに楽しむという方法もあるが、限られた時間で最大限に楽しむには計画を立てた方が効率的だ。だからといってあまり過密な計画は、その計画を達成することだけに躍起になってしまいがちで、本当に楽しむことができるのかは疑問である。程々に計画を立てるように心がけ、達成できないことがあってもあきらめるくらいの勇気が必要だ。
・心構えなど
 もっとも大切なことは「無事に旅から帰ってくる」ということである。安全に常に気を配るということは言うまでも無い。しかし、気をつけていたとしてもトラブルに巻き込まれることもある。その時には決して取り乱さず、冷静に対処するようにしなければならない。また、無意識にしていることも外国では勝手が違うために重大事故を引き起こすことも多い。
  その一つが「右側通行」である。普段、私たちは道路を横断する際に意識的にまず右を見て車が来ていないことを確認し、その後左を確認してから横断する。「左側通行」の国ではそれで問題ないのだが、多くの国で採用されている「右側通行」の国では全く通用しない。このようないつも行っていることにも大きな落とし穴があるのだ。
 かといってあまり神経質になって、旅が楽しくなくなってしまっては意味が少し違ってくる。そのへんをよく考えて旅を楽しんでもらいたい。
・ガイドブック
 日本語で書かれているガイドブックは各社から出版されているが、ここでは地球の歩き方「個人旅行」を解説しよう。「地球の歩き方」は言わずと知れた定番の旅行ガイド。個人旅行は旺文社から出版されているオールカラーの非常に見やすいガイドである。これらの比較のポイントは、掲載されている宿泊施設などのランクである。「地球の歩き方」に載っている宿泊施設は比較的リーズナブルなものが多く、予算を安くあげたいと考えている人向き。それに比べ「個人旅行」はもう少し高いランクのものを提供している。どちらを選ぶかは、あなたの旅のスタイル次第で決まる。
 また、国によっては日本語のガイドが無いものある。 その場合、普通は英語のガイドブックを用意することになるだろうが、有名なのはLONELY-PLANETのシリーズ。これらは洋書を扱っている書店で入手できる。

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