旅の知恵

身体の準備・・・体調を整えるだけではなく、他にも色々と必要なものもあります

・ワクチン

 小学生時代、もしくはそれ以前に多くの人はワクチンをうったと思うが、そのワクチンを再度うたなければならない場合がある。アメリカやヨーロッパへ短期で旅行する際にはほとんど不要だと思うが、南米やアフリカ地域などへ行く場合は場所によって多種多様のワクチンが必要である。黄熱病のワクチンに関しては、汚染地域に指定されている地域から、もしくは飛行機の中継地が汚染地域であった場合、他国に入国する際にイエローカードという黄熱病ワクチンを接種した証明書の提示を求められる。汚染地域からの入国でない場合もイエローカードの提示を求められることもあるので、アフリカ地域に旅行する方は各地の検疫所でワクチンの接種をお勧めする。また、旅の目的によってはA型肝炎、B型肝炎、狂犬病、破傷風なども受けると良いだろう。しかしワクチンには保険が全くきかないので、全て自腹ということになる。代金は1本5,000円から10,000円と高額で、3回の接種を奨めているワクチン(A型肝炎や狂犬病など)もあり、お金と時間を多大に要する。しかし、保険と思って接種しておくのも悪い選択肢では無いはずだ。

 東南アジア地域へ旅行される方は他に「蚊」に気をつけなければならない。ワクチンで予防できるのは日本脳炎。もっとも話題に上るマラリアにはワクチンは無い。予防薬を内服する方法がもっとも効果的らしいが、それなりの副作用を伴い、マラリアにかかる危険性が非常に高いという場合以外は服用はお勧めしない。暑くても長袖・長ズボンで、蚊取り線香などの虫除けを併用するなどして対策するようにしよう。
 ワクチン関連のホームページとして、 厚生省生活衛生局食品保健課検疫所業務管理室の「海外渡航者保健情報」に非常に分かりやすくまとめられており、「マラリアサーバー」はマラリアだけでなく各種情報のリンクがあるので、参考にしてもらいたい。


戻る