カブでヨーロッパ一周編
ところかわってマドリッド [スペイン] (2001/12/06-12/09) ・12/06 飛行機は偉大ナリ
・12/07 流行最先端!
・12/08 なんじゃそら!
・12/09 下手な言い訳通貨単位:Ptas(ペセタ)/100Ptas=約66.6円
12/06 晴れ 飛行機は偉大ナリ Madrid/HOSTAL R CONDE DE ALBA
8泊したトロムソSvein邸を経ち、次なる目的地スペインのマドリッドへ。
起床は5時半の予定が起きたのは5時40分だった。すぐさま支度をしたが、Sveinさんの寝ている部屋からは物音ひとつしてこない。6時出発で空港まで送っていってくれると言っていたのに、5時55分になっても起きてこないのでノックしてみた。「すまんすまん。寝坊してもうたわ(笑)」
まぁ、そんなでも空港からはとても近くなので6時20分頃には到着した。自動でチェックインを済ませ荷物を預ける。前回はオスロで税関を通す必要があったが(といっても何も無いんだけど)、今回はEU内に入る分なので無し。荷物はマドリッドまでお任せでいいのは助かる。ちなみにスイス・リヒテンシュタインだけじゃなくてノルウェーもEUには加盟していないんだよ。
お世話になったSveinさんに礼を言い、再会を約束。いつもの事ながら寂しさで一杯になってしまった・・・
飛行機は無事定刻通り離陸し、オスロで乗り換えフランクフルトへ。そういえばオスロの免税店にはあの「KNOCKANDO」が売られていた、しかも値段は約230NOK(2,100円)。幾らなんでも安すぎとちゃうか?と腹が立ったが、EUでは無いために免税で買えてしまうのでこんな値段になるのだ・・・こんなことならドーバー-カレー間のフェリーで買わなきゃよかった。といっても後の祭りで、これ以上荷物を増やすのも憂鬱なので買わなかった。
フランクフルトにも定刻通り到着したが、問題はここから。ここまでは「SAS」という北欧の航空会社の運行する便だったが、ここからマドリッドへは「SPANAIR」というスペインの会社。はじめから「定刻通り」は期待していなかったが、やっぱり40分程遅れることになった・・・
パリのシャルルドゴール空港はとてもわかりやすい作りなので、非常に利用しやすいが、ここマドリッドの空港はその正反対。とにかくわかりにくい。ラゲッジクレーム(荷物がベルトコンベアにのって出て来るやつね)の場所が何箇所もあるが、そのどこに出てくるかがどこにも書かれていない。飛行機を降りてすぐに「B」とホワイトボードに手書きで書いてあったが、まずどこに「B」があるのかがわからない。「D」と「E」の案内だけはあったので、「D」の先に「C」「B」と続くに違いないのでその方向へ歩く。かなり歩いて「D」に到着しそのまま直進。さらにかなり歩いて「B」に到着。結局「C」は無かった。そこでモニターに写されているはずのマドリッドからの便を探したが見当たらない。係員に聞いてみると「D」だという・・・預けた荷物がどこに流れるのかがわかるように、普通は全部の便が書いてある掲示板があるが、それさえ無いのだ。全くいい加減やなぁ、と思いながら長い道のりを引き返し「D」で荷物を回収。
以前に書いたように、マドリッドには留学中の日本人「ちえさん」を頼ってきた。あらかじめ連絡していたので、スペイン人の彼氏「ニーロ君」と一緒に空港まで迎えに来てくれた。このニーロ君がなかなか楽しく、ほとんど英語はわからないが、頑張って色々と教えてくれようとする。「うぅーん・・・」と考えながら全然意味の違う英語を話してくれるのがかなりかわいい。親切に紙にも色々と書いてくれたが、こっちの人の字って救いようが無い汚さなので、読めなかったりする(笑)
流石スペインということか、地下鉄が途中で止まっていたのでバスと地下鉄を乗り継いで市内までやって来た。ホテルはあらかじめちえさんが予約してくれていたので、宿探しも無し。一泊2,000Ptas(約1,300円)のホテルで、トイレ・シャワーは共同だが宿のおばさんも愛想良くて快適。夕食はちえさんがスペインの伝統料理だという「トルティーリャ」というジャガイモも入ったふっくらした食感のオムレスを作ってくれた。作るのにコツがいるらしく、なかなか上手く出来ないということだったが、かなり美味かった。
明日はちえさんは学校があるということなので、ひとりでマドリッドを散策することにしよう。
12/07 晴れ 流行最先端! Madrid/HOSTAL R CONDE DE ALBA
スペインにおいて、「午前中」というのは午後2時半までで、それから夕方5時くらいまで昼休みに入り、それ以降が午後ということらしい・・・とにかくのんびりしている。というよりだらだらしているだけのような気もしないではない(^_^;;
ちえさんの授業は午後3時半からだということだったで、それまでにノルウェーで撮影した写真のフィルム(デジカメだけじゃなく、手持ちのコンパクトカメラでもオーロラ撮影に挑戦してみた)を現像するために写真屋(コニカ)に連れて行ってもらった。月曜日にはマドリッドを発つつもりなので、日曜日までに出来無いと困るが、店員は自身満々で出来ると言ったので頼むことにした。でもスペイン人の事だから後になって「まだ」とかいいそうな気がしてならない・・・
その後、次なる目的地に移動する為の航空券を購入。本当ならバスで移動するつもりだったんだけど、残された時間も少ないので飛行機をチョイス。また、スペインでサッカーを見たい(といっても、そんなに興味があるわけでは無い)と言ったら、その店員は親切にもインターネットで試合があるかを調べてくれ、土曜日にレアル・マドリッドとカナリアのチームの試合があることを教えてくれた。「人気カードだから今から買いに行った方がいいよ」というので、その後はサッカー場へ移動。
サッカー場には多くのチケット窓口があるが、なぜか閑散としている・・・まだ発売して無いのかなぁ、と思い近くにいた警備員のおやじに聞いてみると、今週はレアル・マドリッドとカナリアの試合があることはあるけど、「カナリア」であるらしい・・・あの店員、一体何を調べたんだ?
中華料理屋で昼飯を済ませ、その後は別行動。ちえさんは学校へ行ったが、オレは切手を買いに中央郵便局へ行くことにした。かなり大きな郵便局で何十個もの窓口がある。「記念切手を買いたい」というのがオレの要望なのだが、記念切手窓口は「8:30から14:30まで」しかやっていないというスペインらしい答えが返ってきた。仕方ないので諦め、近くにある海洋博物館へ行くがここも13:30までしかやっていないというスペインっぷり・・・
これまた仕方ないので、海洋博物館は明日トライということで、徒歩で自然科学博物館へ向うことにした。
マドリッドで今、流行っているものと言えば何を思い浮かべるだろうか?スペインへ行ったことのあるひとならピンと来ると思うが、そうでない人には全くわからないだろう。そう、マドリッドは「治安が特に悪い」ということで有名で、首を締めて気絶している間に持ち物を盗むという凶悪な「首締め強盗」が頻発しているらしい・・・そう、今日はそれに遭ってしまったのだよ。
マドリッドへ行く前から、バックパッカーの多くがやられていると被害に遭った話は聞きまくっていた。それゆえにオレも十分気を付けていた。背後に気を配り、不審人物が近づいて来ないかと・・・そこは大通りだったし、背後にそれらしい人影は無かった。しかし、突然後ろから走ってくる足音が聞こえたので「もしや!」と思い、「首締め」に対向するべく顎を引いて構えた。するとやはり背後から首を締めてきやがった。顎を引いているので息が出来ないわけではなかったが、わざと苦しそうなそぶりをしてやった。後ろのヤツをめがけてパンチを喰らわしてやろうかとも思ったが、もしナイフなんかを持っていたら面倒だし、しばらくそのままで様子を伺う。しばらくそんな状況が続いたが、オレが動かないので「気絶した」と思ったのだろう。首を締める手を少し緩めてきた。ここでもうひとり現れてまず財布を奪い取り、今度は腹巻型の貴重品ベルトをしていないかを探ってきた。もちろんオレはそんなものはしていない。そのまま気絶している素振りでままなすがままにされる。次にフリースの右ポケットを探り出したので、ここぞとばかりに手足を振って大暴れしてやった。相手はもう気絶していると思い込んでいたのか、「えっ!」という風に一瞬たじろいで一目散に走り去っていった・・・
盗られたものはといえば、財布と現金約3,000Ptas(約2,000円)、財布に入れていた国際学生証(これはただ「学生」であることを示すだけのものなので何の意味も無い。現に、ある国では学生でもないのに「本物」を数百円で作成することが出来る)。それから写真の現像の控えと乾電池2個。下らないものだけを持っていきやがった。
しばらくして通りかかった人が幸い英語を話せたので警察に連絡してもらった。しばらく待つと警察が到着。若い警官が少し英語が出来たので難なく状況を説明することが出来た。そのままパトカーに乗せられ警察署へ。パトカーに乗ったのは初めてだが、なかなかわくわくする。周りの車が警戒しているのが手に取るようにわかるし(笑)
警察署で被害届みたいな用紙を書いたが、なんと日本語版が用意されていた。やはり日本人は多額の現金・パスポートなどなどを持ち歩いているからか、ターゲットになっているようだ。被害届の日本語版まで用意されているところを見ると、半端じゃないくらいの被害件数なんだろう。まぁ、オレもそのひとりになってしまったわけだ(^_^;; ちなみにスペインに住んでいる人も、何かしら被害に遭っているらしい・・・
警察署を後にして、隠し持っていたキャッシュカードで現金を引き出し、地下鉄に乗ってホテルへ戻ってきた。そんなこんなで、今日はなかなかスリリングな1日になってしまった。
まぁ、そんなことがあったんだけど、夕食はちえさんの友達だというスペイン人のおじさん(Alfredo)と3人でスペイン料理を食べに行った。Alfredoさんは、仕事で1年間東京に住んでいたこともあり、ちょっとだけ日本語を話せる。イギリスにも数年間住んでいたらしいので、英語もペラペラ。スペイン人はほとんど英語を解さないので、いつもちえさんに助けてもらっていたが、自分の言葉がそのまま相手に伝わるというのは、とても落ち着く。Alfredoさんはオレの「カブの旅」の話を聞いて、驚き呆れ「ジーザス クライスト!」と連呼していたよ(笑)
ちなみに夕食といっても、タパスと呼ばれる「おつまみ」とパンとビール、ワインというものだが、これが結構な量になるので結構腹いっぱいになった。
「終わり良ければ全て良し」と言うが、今日はちょっと良くなかったかな。自然科学博物館にも結局行けなかったし。まぁ、怪我が無かっただけでも良しと思おう。
12/08 晴れ なんじゃそら! Madrid/HOSTAL R CONDE DE ALBA
今日は土曜日だが祝日。ちえさんはちょっと体の調子がすぐれないらしく、今日は朝からひとりで行動。まず、昨日買えなかった切手を買う為に「中央郵便局」へ。でもやっぱり祝日ということで入り口から閉まっていた。
ならば昨日と同様に海洋博物館へ。今日は開館時間内だったので空いていた。しかーし、見学するには身分証明書の提示が必要らしい。ちょっとだけ英語を話せる兄ちゃんがいたので、キャッシュカードを出して「コレがオレのIDカードや」と素で言ったが、あっさり見破られた(笑) 仕方ないので今度は「ホンマに見たいんやー、なんとかしてーな・・・」と言ったがダメ。まぁ、この博物館はスペイン海軍所属の施設みたいだから、そんなことは通用だろうとは思っていたが、やっぱり通用しなかった。「身分証明書番号を控えないといけないから」と説明してくれたが、途中でいきなり英語からスペイン語に変わった・・・オレがキョトンとしていると、彼は大笑いして「ゴメンゴメン」と言って英語にしてくれた。多分自分でも気づかないうちにスペイン語で喋っていた感じだったぞ(笑) 「今から身分証明書を取りに返ってもいいし、明日は日曜日だけど開いてるから明日でもいいよ」というので、メトロに乗って身分証明書を取りに帰ることにした。昨日の一件もあるので「パスポート」というのは気が引けたが、よく考えたら国際運転免許証でもダメなはずは無い。カブを送り返した今、無くなってもどうということは無いし。
そんな風に考えながら地下鉄に揺られていたら、降りる駅を乗り過ごしてしまった(笑) 仕方ないので、そのままの流れに任せて昨日見られなかった「自然科学博物館」へ行くことにした。
かなり大きな建物で入り口が2つあるのに、どこがチケット売り場かも書いていない。警備員の人に聞いたら教えてくれたが、それくらい書いていてもバチは当たらないと思うぞ。昨日学生証を盗られたので、一般のチケット(400Ptas)を購入。学割との差額は100Ptasなので、まぁいいか。動物の剥製や、化石なんかが展示されているが、なんというかわかりにくい。建物はどデカいのに博物館になっている部分はほんの一部。また、2つあった入り口の最初に行ったところが鉱物なんかを中心に展示している部分だったのだが、チケットを買った入り口にそこの案内は全く書かれていない・・・説明もスペイン語のみだし。
そんなだから、鉱物部門も最悪。展示している標本も三流レベルばかり。鉱物の「硬さ」を表す為に数種類の石を並べている展示もあったが、1番硬い「ダイヤモンド」と書いて、遠めにもガラスのカット石だとわかるものを堂々と置いているのには憤慨した。これはスペインの文化・慣習どうこうの問題では無いぞ!「なんじゃそら!」と文句を言いたかったが、そんな気力さえもそがれてしまった・・・典型的なダメ博物館。
仕方ないので、ホテルへ戻ってたまった日記をつける。トロムソでもマドリッドでもひとりだけで行動しているわけではないので、なかなか日記をつける時間がとれない。「日記をつける時間」より「人と接する時間」の方が大切なのはわかりきっていることだからね。
夕食はマドリッドに建築の勉強で留学しているという「たくやさん」という日本人の人とちえさんの3人でまたまたスペイン料理。味も大満足で、楽しい話も色々聞けた。繁華街である「Sol(ソル。『太陽』という意味)」へ行ったのだが、人ごみをかき分けて歩くほども人だかり。久しぶりにこんな人ごみを見た気がするよ。
12/09 晴れ 下手な言い訳 Madrid/HOSTAL R CONDE DE ALBA
明日は早朝から次なる目的地「イタリア・ヴェネチア」へ飛ぶことになっているので、今夜は早めに寝ないといけない。乗り過ごすなんてことの無いようにしないと。
またまた今日も郵便局から。「黄色い表紙の旅行ガイド」には日曜日も営業しているように書いてあったが、しっかり閉まっていた。でも海洋博物館の方は、昨日の兄ちゃんの言った通り開いており、その兄ちゃんもオレのことを覚えていたようで、まず握手をしてしまった。今日は自信満々に運転免許証を見せるとあっさりOK。ちえさんもついて来てくれたのだが、確認したのはオレの身分証明書だけで、ちえさんは無し・・・「なんじゃそら!」
ここの海洋博物館はAlfredoさんが絶賛していた通り、なかなかの内容だ。バルセロナ海洋博物館までは及ばないが、展示が多く興味深いものも多い。まぁ、興味の無い人にしてみれば退屈なだけだろうけど・・・ちえさん、ごめんなさい。
博物館の後はニーロと合流して、「ラストロ」と呼ばれる、日曜日に開かれる市場へ。服や雑貨などを売る店が道路沿いに所狭しと並んでいる。時々「なんじゃそら!」とツッコミを入れたくなるような意味不明なガラクタ屋があったりもする。かなり大きな規模の市場なので人もいっぱい。
ラストロの後は写真を受け取るためにコニカへ行く。が、昼休みということで閉まっており、5時にならないと店は開かない・・・時間を潰すのも兼ねて、近くの無愛想な中華料理屋で遅い昼飯を食べる。安くて無愛想だが、味はまずまず。
ようやく5時になったのでコニカへ。控えの紙は無くなってしまったが、「リバーサルフィルム」の現像を頼む人はかなり少ないので特に問題は無い。渡せる状態のものは封筒に入れてカウンターに置いているのだが、オレが受け取ろうと思ったら、オレの頼んだ分はそこに無いのだ。写真が出来上がって居ないとしか思えない・・・コニカだからなのか日本人の女性店員がひとりいたので、その人が探してくれることになった。この人がまた頼りない感じだが、「見つかりました」とミエミエの嘘で現像済みのスライドを持ってきた。スライドこそ現像されているが、一緒に頼んだプリントの方は4枚しか無い。「全部印刷してくれって言うて金払うたのに、なんで4枚しか無いねん!」と言うと、「暗すぎて価値が無いのもはこっちでは印刷しないので」とか抜かしやがった。スライドを確認したがばっちり最適な状態でオーロラが写っているのに何事か!「実はまだ出来ていません」と言えば、オレもまぁスペインやからしゃあないか・・・と諦めも着くが、こういう言い方をされたので非常に腹が立ったので「ちゃんと見てみい!写ってるかどうか見たらわかるやろう!」と言い返すと、「担当のものが今居ないので」だと。スペイン人は明らかに自分が間違っていても決して誤らないそうだが、この日本人もそのスタイルに染まっている感じ。ここはスペインだから、それでもいいのかもしれないが、スペイン人でもこの言い訳で納得するとは思えない・・・。今からプリントを頼むとまた時間が掛かるし、こんな不愉快なヤツに頼むのはもっと不愉快なので、その4枚だけをもらって差額を返してもらうことにした。電卓を持ち出し差額を計算したのだが、どうもおかしい。24枚撮りのフィルム(通常25枚写る)で現像は750Ptas、プリントと併せて2,495Ptas支払ったのに、プリント代が1枚175Ptasとして焼き増し料金で計算しやがったのだ。つまり、この計算だと、オレはあらかじめ750+175*25=「5,125Ptas」払っていないといけないことになる。それならプリントできていない分は今後「焼き増し」でプリントしないといけないので、差額として3,675Ptasもらわないとオレは納得できない。しかし、最初に2,495Ptasしか払っていないので、流石にそこまで言わなかった。「4枚のプリントはいらん」と言って750Ptasのみにさせて、差額を返してもらったが、危なくだまされるところだった。
腹立たしさいっぱいで、ホテルでスライドを確認したら、これがまたとんでもなく雑。写真の現像プロセスは現像液、定着液、停止液の後に水洗いをするのだが、完全に水洗いできていないものがあったり、フィルムに小さなキズがついているのがあったり、手の油が着いていたり・・・この感じだと、プリントした時にも影響が出るだろう。折角のオーロラのフィルムを台無しにされてしまった・・・まぁ、デジカメで撮ったものの方がよく撮れているので、諦めがつかないということは無いが、許せる訳は無い。あれで客から金を取っていると思うと、よく知らない客がかわいそうだ。「取っている」というより「盗っている」だ!