バンコクで休養編(2001/03/25-04/1)

・04/01 いよいよパリへ
・03/31 バンコク国際モーターショー
・03/30 モトサイ
・03/29 無法地帯
・03/28 若者の集まる場所
・03/27 チャオプラヤー川

・03/26 日本の製品
・03/25 バンコクへ到着


04/01 いよいよパリへ

 いよいよ、今日はパリへ出発の日。出発は深夜だが、あまりに暑いので、夜7時頃には空港に向かおうと思っていた。昼前にチェックアウトを済ませ、フロントに荷物を預かってもらい、バンコクの街をうろうろしてみた。

 昨日集めてきたカタログを日本に郵送するために、近くの郵便局へ行ったのだ。タイの郵便局はカモフラージュが見事で、なかなか場所がわからない。ようやく見つけたが、日曜日ということで当然休み・・・。しかたないので中央郵便局へ行くことにした。BTSの駅を下車して、歩くこと数十分。デカイ建物の郵便局を発見。無事送ることができた。

 しかし、バンコクの街は道を歩くだけでもなかなか飽きない。露店がたくさんあり、多くの人が行き交っている。色々なものを売っているので、見ているだけでも楽しめる。

 そんなこんなするうちに夕方になり、ホテルに戻り荷物を受け取り、タクシーで空港へ行くことに。タクシーを待っていると、タイ人の男性が話し掛けて来た。どうやら白タクである。普通なら乗らないのだが、彼の乗っている車は非常にポイントが高かったので値段の交渉をしたところ、メータータクシーよりもちょっと高い値段になったのでお願いする事にした。彼の車はなんとトヨタのセンチュリーである。日本で廃車になったと思われる使い古されたものが、この街では珍しい。しかも運転は超安全運転で、空港についた後も親切に案内してくれた。

 出国の手続きは非常にスムーズだったが、搭乗前の手荷物検査でいちゃもんをつけられ、荷物を出して説明をさせられた。面倒くさいことこの上ない。そんな小さなトラブルもあったが、無事出国。飛行機に乗っている客は、みんないかにもムッシュウとマダムやマドモアゼルといった感じでフランスへ向かっているというのを実感したのだった。

03/31 バンコク国際モーターショー

 今日から、バンコクで開催される「バンコク国際モーターショー」へ出かけた。中心街から少し離れた見本市会場には、初日ということもあって人があふれていた。4輪に関しては展示が多く有料(大人ひとり80B=約230円)だが、二輪は屋外に特設ブースが作られ無料だった。ショーを行う意味は日本と同じだろうが、出展メーカーにはヒュンダイやSEAT、SCODA、起亜といった日本ではなじみの少ない名前も多い。もちろん、ホンダやトヨタ、日産、マツダなどは大きなスペースを確保して宣伝している。

 そんな中、ホンダの2輪ブースで、面白いものを見つけた。写真左が「Americubra」で右が「Dirt CUBRA」。いずれもリトルカブをベースにしたコンセプトバイクだが、なかなかよく出来ている。 他にも、日本では販売していない車両も多く見られ結構楽しめた。調子にのってカタログを10部もかっぱらって来てしまったので、明日日本に郵送することにしよう・・・もし、欲しいという方がいたらご一報を。といっても、渡せるのは来年になりますが(^_^;;

 そんなこんな、いろいろあったバンコクでの数日間だが、明日の深夜の飛行機でパリへ向かうことになっている。いよいよヨーロッパ一周に挑戦。緊張する一方、とてもわくわくしている。次はパリから更新だ

03/30 モトサイ

 モトサイとは、モーターサイクルのタイ語なまりと言われていて、バイクのタクシーのようなものだ。これは一見楽しそうに思うが、実際楽しく、また命がけのスポーツである(笑) 今日はそのモトサイを体験した。

 モトサイに使われているバイクは、どれも小排気量のもので150cc以下のものがほとんど。その中で、今回ヨーロッパ一周に挑戦するカブの兄弟車であるホンダのDream100を見かけた。それら小型軽量のバイクで、渋滞している車の間をすり抜け、歩道を爆走して目的地に向かってくれる。もちろん客はノーヘルである。乗る前に運転手と交渉し、目的地と料金を決める。お互い同意したらあとは爆走!タクシーよりも明らかに早いぞ。

 もちろんバンコクにはモトサイ以外のバイクも多く走っている。しかし、どのバイクも変わりはなく、警官が交通整理していてもその横で歩道を当たり前のように走っているのだ・・・

03/29 無法地帯

 コンピュータを専門に扱う店も多く、そういう店がたくさん入ったビルがバンコクにはいくつかある。今日はPanthip Plazaというところへ行ってみた。ビル内には小さな店舗がぎっしりつまっている。ひときわ目を引くのは、CDを売っている店だ。多くのCDのラベルが並んでいるが、日本とはちょっと違う。そう、これは全て違法コピーのCD。OSやアプリケーション、MP3、ビデオCDなど。正規に買うと100万円はするであろうAdobe社のソフトが一枚のCDに収められたものがわずか100B(300円弱)で堂々と売っている(笑) まさにやりたい放題の無法地帯だ。
 そこにあるCDはタイ語版だけでなくアラビア語やドイツ語のWindowsやまだ未発売のWindowsXPがあったりとても不思議な空間だが、ソフトウェア会社からしたらたまったもんではないだろう。しかし、そのほとんどは英語版で日本語版がほとんど無いのは不思議である。

03/28 若者の集まる場所

 バンコクの若者が集まる場所は日本と大差はないようだ。大きなショッピングモールがあり、そこでは携帯電話の店が多く見られる。本体に関しては日本が数段進んでいるが、ローミングの点においては海外の方が圧倒的に進んでいるようだ。GSM2WATTという方式のものがあり、日本を含む多くの国で利用できる端末が普通に発売されている。日本でも発売したら便利なのにと思うのは私だけではないだろう。

 そんな店が集まる繁華街は夜でも賑やかだ。道路は常に渋滞している。本当にバンコクは車やバイクが多い。

03/27 チャオプラヤー川

 バンコクに流れる川といえばチャオプラヤー川。今日はその川を目指してみることにした。バンコクにはBTSと呼ばれるモノレールのような交通機関があり、2路線のうちひとつの終点から徒歩でぶらぶらすることに。空港でもらったおおまかな地図を頼りに歩いていくと、タイ人しかいない商店街(といっても日本のそれとは違い、もっとゴミゴミしている)を通った。繁華街には観光客であふれているのに、その商店街には全くいないようだ。その為観光客相手の店は無く、食材や衣料品など、生活に必要なものが多い。

  そんな商店街を通り抜け、大きな通りに出ると今度は銃を扱う店が集まるところに出た。そこは銃に関するものばかり。メンテナンスのセットが売り出しされていたりする。なかなか見られない光景である。

 そんなこんなするうちに、チャオプラヤー川に出た。そこからは、ビルが立ち並ぶ近代的な地域が見られた。でも、ここへ着くまでに通ったようなタイ人の生活している地域もたくさんある、他には熱心な仏教徒が多いため、寺院もたくさんある。今日見た部分は、バンコクのほんの一部分だが、印象に残る部分は多かったと思う。

03/26 日本の製品

 目が覚めると昼の3時。それにしても眠りすぎた。ホテルの周辺を散策しようと思い、シャワーをして準備が済んだのが4時だった・・・待てよ、よく考えると4時なのは日本の時間だった(笑) バンコクでは2時間の時差があるので、2時ということになる。退屈なので昼の炎天下の中ぶらりとしてみることにた。

 まず、とにかく排気ガスがひどい。車やバイクが多すぎるのだ。またそんな空気の悪い所でも、至る所に出店や屋台がある。食べ物や衣料、果ては誰が買うのか検討もつかないくだらないものまで・・・そんな中に見慣れた店があった。

 セブンイレブンやファミリーマートといったコンビニがチラホラ見られる。店内は日本とほとんど同じような品揃えだが、惣菜の類は置いていないようだ。肉マンやから揚げなどはあるが、この暑いバンコクで肉マンが売れているのかどうかは不明である。また、日本製のものも多く棚に並んでいる。写真はリポビタンD。現地でライセンス生産されているもので、味はちょっと違う。他にも見慣れたお菓子も多い。日本はこんなところにまで影響を及ぼしているようだ。

03/25 バンコクへ到着

 今日は本当に長い一日だった。朝5:30に起きて、親に大阪の伊丹空港まで車で送ってもらい、人がごった返す空港から国内線で福岡へ。さらに福岡空港からバンコクへやってきた。簡単にいうとそれだけなのだが、なかなか簡単ではなかった・・・

 まず、伊丹空港。ここでかなり疲れた。日曜日だからなのか、人が多すぎるのだ。うんざりするほどの人、人、人・・・。その人ごみの中から旅立つ前に、重要な事に気がついた。チェックインする時に、航空券を確認すると、バンコクからパリに飛ぶ日を間違えていたことが発覚!(笑)
  これにはさすがに自分でも呆れてしまった。4月3日の朝にパリへ着くと思っていたが、2日の朝に着くらしい。3日に着くつもりで、パリのホテルを予約していたのに・・・

 ならば、パリに3日に着けばいいんだ、ということで福岡空港で予約の変更をしようと思ったら、3日はすでに満席でキャンセル待ちで20人もいるらしい。うぅーん、このままでは先が思いやられるぞ。まぁ、そんなトラブル(?)にも見舞われたが、忙しい中、福岡空港まで友人が見送りに来てくれていたので救われた(^_^
  友人からは嬉しい励ましの言葉で見送られたので、正直ちょっと涙が出そうになってしまった。みんな忙しい中ありがとう!

 そうこうあったが飛行機は無事離陸し、バンコクへと向かっていった。予定時間は5時間20分。連日の疲れから離陸直後から爆睡し、機内食が運ばれてくるまで起きることはなかった。食後はまた睡眠TIME・・・次に起きるのは、飛行機が着陸態勢に入った時。ここでまた重要なことに気が付いた。タイに入国するには「出入国カード」なるものが必要なのだが、よく考えるとそんなものは書いた覚えは無い。スチュワーデスの人に聞いてみたら機内でもらってないですか?だって。多分爆睡しててもらい損ねたみたい。これにはスチュワーデスさんも呆れていたようだった(笑)
 機体が着陸態勢の中、大急ぎで記入しなんとか事なきを得、無事入国出来た。

 空港で一泊1000B(1B=\2.85)のホテルを紹介してもらい、そこまではタクシー。バンコクの街はとても混み合っていて、車やバイクの運転マナーはひどいものだ。タクシーに乗っていて気付いたのが、車線変更では滅多にウインカーを出さない。強引に割り込むときだけウインカーを使う。また、バイクが歩道や対向車線を走るのは当たり前で、空いていたらどこでも平気で走る。信号が赤でも、交差する道路の信号が青になっても、とにかく車がやって来るまで走り続ける。その中を歩行者は強引に横断するのだ。また写真のような道路でも平気で横切っている。日本では考えられないようなことが当たり前になっているのである。

 ホテルに着いたら、機内であれほど眠ったのにもかかわらずシャワーを浴びてすぐ爆睡してしまった・・・


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