TAKUの自己紹介

 はじめに
 TAKUは1978年2月4日徳島県にて産まれた。両親はともに徳島県の出身だが、生後半年後より父の仕事の関係で大阪府に住む。福岡県で大学・大学院時代を過ごす。大学院在学中にスーパーカブでヨーロッパ一周を走破。その後、鉱物を研究していたことをいかし、耐火物メーカーに就職し岡山で過ごす。2004年退職し、現在は大阪府に戻り、一応は社会人としてまっとうな生活をしている。 (2005年7月24日)
 スーパーカブとの出会い

 あれは私が幼稚園へ通っていた頃だと思う。当時、徳島の祖父が仕事場へ通うためにスーパーカブに乗っていた。両親と帰省した時、祖父が私をカブの後ろに乗せお墓参りへ連れて行ってくれたのが出会いだ。今でもおぼろげながら、落ちないように祖父の背中に必死にしがみついていた姿が記憶にある。それほどスピードは出していなかっただろうが、当時ヘルメットなど無しで乗っていたため小さな私は少し怖かったのであろう。周りの景色が流れ、心地よい音と風・・・運命の出会いはこの時であった。

 また、このカブには祖父にとっても色々な思い出があったらしい。ずいぶん昔の話らしいが、祖父は病院へ行きたいと言う祖母をカブの後ろに乗せ病院へ向かった。 途中に凸凹道があったが、カブにとってはそんな道など朝飯前。しばらく走り、病院にたどり着いた祖父は驚いた。なんと後ろに乗っていたはずの祖母が乗っていない!・・・途中の凸凹道のところまでは祖母はちゃんと乗っていたのだ(笑)

 今では祖父も祖母も他界してしまったが、きっと天国では二人仲良くカブに乗っていることだろう。

 旅

 私は旅が好きだ。小学校の1年生の時に初めて1人で徳島の祖父母のところへ行ったのがその始まりである。といっても、1人だったのは大阪南港から徳島港までのフェリーの中だけだが。1年生のはじめての一人旅ということで、親切な人がいろいろとお世話をしてくれたのを覚えている。

  その後、小学6年生の夏休みには原爆ドームへ行きたいと思い立ち、大阪から広島まで自転車で行ってしまった。
  中学生の時はツアーだったがアメリカ・カナダへ。その時中学生ながら、ツアーという自由がきかない旅なんか二度とするもんか!と思ったのである。ツアーは私の性に合わなかったのだ。もっと自由にのびのびとカナダの大自然を楽しみたかったと今でも思う。
  高校生の時は語学研修旅行と称して中国へ。学校の旅行として行ったため、もちろん自由はない。友人たちと共に楽しむ旅行はすごく楽しかったのも事実だが、自由がきかないということにイライラしたのも事実である。
  大学生になってとうとう念願の個人旅行として、ドイツとポルトガルへ。夏休みを利用した3週間弱という短期間だったが、その中で様々な経験をし、自分自身を見直すことができた。外国で一人ぼっちになると自分のことを考えることが多くなる。自由たっぷりの旅はいろいろ波乱万丈なところもあって、廃墟寸前の傾いた格安の宿で泊まったりもした。帰国する時、3週間は短すぎる!今度行く時にはもっと長く旅をしようと決意したのだった。

 そして、思い出のスーパーカブでヨーロッパ一周に挑戦し、7ヶ月・25ヶ国・20171.8kmを走破。

 現在は日本各地に感動を求めて、私の旅は今も続いている・・・


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