カブ・メンテナンス ・オイル交換
使用工具:17mmメガネレンチ、廃油入れ、オイルジョッキ
カブのエンジンはタフとはいえ、オイル交換を怠ってはいけない。乗り方にもよるが、3,000kmから5,000kmを目安に交換しよう。交換オイルのブランドは特に気にする必要は無いと思うが、純正オイルをおすすめしておく。レンチはトルクがかかる場所ではないがドレーンボルトをナメると大変なので必ず「メガネレンチ」を使用しよう。また交換前に暖気運転をしておくと、オイルがやわらかくなるのできれいに出てくる。
a. b.
写真a.の赤矢印は、オイルレベルゲージと一体になっているキャップを外した穴である。まずそのキャップを外し、次に青矢印のドレーンボルトを緩めてやればオイルを抜くことができる。写真b.の青矢印のボルトは車体の下から撮影したものである。この写真では青いボルトになっているが、純正では金色のボルトなので、他のボルトと間違えないように注意しよう。
c. d.
メガネレンチでドレーンボルトを緩め、手で外してやると写真d.のようにオイルが出てくる。下に廃油入れを置いてオイルがこぼれないようにして、オイルが出てこなくなるまでしばらく待とう。
オイルが出てこなくなったら、キーをONにしてキックでエンジンをかける。こうすることでエンジン内に残っているオイルをうまく抜くことが出来る。エンジンをかけると言っても、かかったらすぐに切ること。そうしないとエンジンを傷めてしまうので注意しよう。2、3回行うと、ほとんどオイルが出なくなるので、汚れた部分をきれいに拭き取りドレーンボルトを手で締める。ボルトには金属のワッシャーがあるので、忘れないように。手で締めこんだら、さらにメガネレンチで締めこむ。
締めこむ際に注意する点は、きつく締めないようにすること。どの程度かの表現は難しいが、思っているより緩めである。クッと軽く締める程度でいい(笑)
ドレーンボルトきちんとついたのを確認したら、オイルレベルゲージと一体になっているキャップを外した穴から、新しいオイルをオイルジョッキを使って注ぎ入れる。入れる量は0.6リットルを目安にすればよいが、量をチェックしながら少しずつ入れていこう。
新しいオイルが適量入ったら、キャップを締める。エンジンをかけてみて問題がないようなら作業終了である。