カブ・メンテナンス ・フューエルフィルター清掃
使用工具:17mmレンチ
フューエルフルターの清掃は、滅多にしなくてもいいだろうが、給油の際に砂やホコリなどが入ったと思われる時や、原因がよくわからないがエンジンの調子が悪い時などに実施してみよう。
a. b. c.
走行時、フューエルコックは写真a.のように「ON」の位置になっているので、それを「OFF」に合わせる。次に写真b.の赤矢印で示したチャンバーボルトを17mmレンチで外す。チャンバーボルトを外すと、キャブレター内の燃料が出てくるので、布などを用意して吸い取ろう。ガソリンは非常に引火性が強く、静電気などでも引火してしまうので、特に冬は注意しよう。
ボルトを外すと写真c.の青矢印で示したフューエルフィルターが出てくるので指でつまんで引く抜く。かなり固いので強引に引き抜こう。引き抜いた時に、さらにガソリンが出てくるのでうまく布で吸い取ろう。なお写真c.は下から見上げて撮ったもので、赤矢印で示した部分が、写真a.のフューエルコックにあたる。
フィルターはエアーを吹き付けて清掃するが、それほど高い部品ではないので新品に交換してもいいだろう。またOリングがついているので傷つけないように注意しよう。
取り付けは逆手順で行うが、フィルターを差し込む際にかなり力がいる。フィルターを抜く前と同じ状態まで差し込まなければならないので、途中でやめないように。もし、全然固くないなら、Oリングがちゃんとついていないと思われるので、確実に取り付けよう。
組み立て後、フューエルコックを「ON」の位置に戻し、ガソリン漏れがないことを確認して作業終了となる。