カブ・メンテナンス ・ドライブチェーン点検
使用工具:マイナスドライバー
車体左側の黒い円形のキャップを外す。爪では外せないほど固いが、マイナスドライバーなどでこじってやると簡単に外せる。意外と固いのでそのつもりで。
a. b.
のぞき窓からチェーンの振幅を調べる。ここで注意する点は、弱い力で張りを調べるということである。最大振幅が10から20mmが正常値であるとサービスマニュアルには記載されている。通常、上には結構持ち上がるが下にはあまり下がらないので、弱い力で最も上に持ち上がった点から最も下に下がった点までが40mm以下であればよいだろう。また、これが20mm以下では張りすぎなので、よくチェックしておこう。また、チェーンが均一ではなく部分的に伸びていれば、場所によって振幅が違ってくる。この場合は最も張っている部分の振幅が10から20mmになっていればよいが、あまりにばらつきがある場合は即交換しよう。部分的に伸びているかどうかを簡単にチェックするには、穴からのぞきながらタイヤをまわしてやると良い。張っているところではチェーンが上にあがり、逆に伸びているところでは下にさがる。
点検後、チェーンオイルをきちんとさしておこう。特にクリップジョイントの部分は念入りに。黒い円形のキャップをパチンと音がするまで押し込んで作業終了となる。
また、これから自分でメンテナンスをしようと思っている方は、チェーンのカバーを取ってしまうものひとつの方法。そのほうが点検もしやすいし、オイルも手軽に差せる。